**言葉の奥行き**
参加者31名、投句数62句、8月1日投句、8月7日選句。
今月の名誉主宰・主宰・特別選者の特選句を見返して、それぞれの句には、言葉に奥行きがあると思った。アンニュイな感覚だったり、炎天の暑さの先にある感覚・・・。そういうところをうまく捉えているのだ。絵画で言えば、背景をどう塗るかというところだろう。陰影にするのか、わざと余白の白さによって描く対象を引き立たせるか・・・俳人の場合、そこは言葉の選択に依るのだが・・・。描く対象に対してどんな背景が合うのか・・・そんなところを考えさせられた。蓮尾碩才さんからこのコーナーを引き継いで一年余、だんだん書くことがなくなってくるぞと言われたのを昨日のように思い出しつつ、何かを見つけようともがいている。
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