**素材とどう向き合うか**
参加者28名、投句数56句、5月1日投句、5月7日選句。
先日、フィンランドの現代彫刻家タピオ・ヴィルカラ展を観てきた。北の果てのラップランドの静寂の中で氏は、ガラス、木板などの素材と向き合い、素材の持つ力を彫刻や工芸品の形に造り上げていた。俳句で言うならば、季語という素材の持つ力を、付随するフレーズでどう引き出すかだろう・・・と思った。北欧の果ての白夜・暗昼を、氏は時間をかけて素材と向き合うのだとあった。私たちの場合、そんなに時間をかけられないだろうが、それでも5分、10分、手を休めて、そんな時間を持ちたいものだと思った。