響焰俳句会

ふたりごころ

第45回ネット句会(2024年2月) 報告者:小澤 悠人

第45回ネット句会(2024年2月) 報告者:小澤 悠人

**俳句と時事**

参加者32名、投句数64句、2月1日投句、2月7日選句。

 かつて新聞社の俳句欄の選者をしておられた方との会話で、「時事の句というのは、ほとんど類句・類想のたぐいで、それを何千句も読まされる身になると、もう厭というほど同じようなものを読まされるんだ」と聞いたことがある。
 今月で言えば能登半島地震だろう。能登の被災された方々の気持ちに寄り添い、無事や迅速な復旧を祈り、エールを送ることができるか・・・・・。ただ、俳句であるから、モノに焦点を合わせることでそれができれば理想なのだが、その辺はなかなか難しい。
 能登の人々の暮らしぶりはどんなものだったろう、漁師町が多かったろう。昔からの造り酒屋もあった。祭事にはどんなものがあったろう。能登に行ったことがなくても、現代ではインターネットでいろんな情報を得ることができる。ただ、情報としてではなく、被災地の方に寄り添う・・・・そんなところに焦点を合わせられたら良いのだろうと思った。

« »

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*