響焰俳句会

ふたりごころ

活動報告
響焰の行事の報告等を掲載しています。

活動報告

第6回ネット句会(2020年11月) 報告者:蓮尾 碩才

**比喩を活かす**

参加者35名、投句数70句、11月1日投句、11月7日選句。

 詩歌や文章の表現を豊かにする手法に「修辞技法」というのがあります。古くから「文彩」や「言葉の彩」などと言われ、私たちが普段無意識に会話や文章の中で使っているものです。

 その修辞技法の一つに「比喩(ひゆ)」という形があり、山崎先生のコメントは、これをうまく活用すると、俳句の中身が数段良くなると言うことではないでしょうか。

 比喩とは「字・語句・文・文章・出来事・作品全体などの物事を、それと共通項のある別の物事に置き換えて表現する手法である」(出典:フリー百科事典『ウィキペディア』)。

 俳句も読み手にその句を生き生きと実感させるように比喩を使いたいのですが、下手に使うと句意が分からなくなり、やはり相当修練が必要なようです。

第5回ネット句会(2020年10月) 報告者:蓮尾 碩才

**一語一語を適切に**

参加者37名、投句数74句、10月1日投句、10月7日選句。

 山崎先生からいただいた各句のコメントを見ていると、言葉の使い方、選び方がいかに大切かということが理解できました。

 一句の中の何処にどんな言葉を入れるか、「上五又は中七を変えたら良くなる」のアドバイスは簡単なようで本当に難しいと感じました。

令和3年度の新作家・新同人候補の発表 報告者:蓮尾 碩才

令和3年度の新作家・新同人候補の発表!!

新型コロナの感染が心配される中、11月2日(月)響焰の東京句会が開催され、席上新作家候補(5人)と新同人(3人)の発表が米田規子主宰からありました。発表の後加藤千恵子同人会長よりお祝いの言葉と、候補者8名の決意表明がありました。
例年この行事は10月に行われる白秋会の中で賑やかに発表されるものですが、コロナ禍の現在小規模な形での発表になったことは悔しい限りです。皆さんのますますの発展と、来季が賑やかに句会が開催されることを祈ります。

 

第4回ネット句会(2020年9月) 報告者:蓮尾 碩才

**虚実は皮膜の間**

参加者37名、投句数74句、9月1日投句、9月7日選句。

 山崎先生から今月の選句を頂くにあたり「事実を事実として云ってもつまらない。〝虚実は皮膜の間〟が大切」と短いコメントがありました。

 〝虚実は皮膜の間〟とは何か?

 よく理解できないため調べたところ、近松門左衛門の芸術論であることがわかりました。近松は「事実と虚構の微妙な境界に芸術の真実がある。皮膜とは皮膚や粘膜つまり極めてうすいところ、従って虚と実が区別できないところに本当の芸がある」と説いています。

 俳句も同じで、事実を事実としてだけ詠むのではなく、事実と虚実の微妙な間を詠む芸術なのでしょう。(出典:三省堂 新明解四字熟語辞典)

第3回ネット句会(2020年8月) 報告者:蓮尾 碩才

**毎月が俳句コンクールのように**

参加者37名、投句数74句、8月1日投句、8月7日選句。

 ネット句会も3回目となり参加者は、光焰集作家3名、朱焰集作家5名、青焰集作家4名、白焰集作家11名、白灯集作家14名となりました。この多彩な参加者を見ると、ネット句会はまさに『毎月の俳句コンクール』です。

 皆さん練りに練った2句を投句し、厳しい目で選句する楽しくも緊張した句会になりました。

令和元年度白秋会が開催されました!! 報告者:蓮尾 碩才

令和元年度白秋会が開催されました!!

令和元年の白秋会は10月16日・17日に、越後湯沢温泉で行われました。前日からの参加者を含め32人の会でした。

冒頭山崎主宰からの新同人候補の発表と祝辞に続き、句会が開催されました。皆さんそれぞれの思いを込めて投句され、主宰の特選句は下記3句でした。

稔り田のひかりのなかを父と母                     節子

秋日澄む水湧くところ水の神                         博子

東京をはなれところどころに秋                     智子

 

料理と酒とカラオケそして温泉を楽しみ、翌日は午前9時から第2回目の句会です。初日とは趣の違う句や前夜の袋廻しの成果を含んだ秀句が多く出ましたが、主宰の特選3句は下記の通りでした。

鰯雲時間まっすぐ越後路へ                            智子

川上に川下にまた霧ふかし                            久

トンネルと夜行寝台里の秋                            レイ子

 

12時に全ての行事が終り、真直ぐ帰る人、吟行を続ける人、お土産を探しに行く人に別れて解散しました。

山崎主宰 米寿お祝いの会が開催されました!! 報告者:蓮尾 碩才

山崎主宰 米寿お祝いの会が開催されました!!

山崎聰主宰の米寿をお祝いする会が、9月2日(月)に東京江東区の「ホテル21東京 東陽の間」で開催されました。

当日は夏の暑さが残るなか、63名の同人・会員が集まり主宰の長寿をお祝いしました。

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和田浩一同人会会長の挨拶、栗原節子さんの乾杯で開宴し食事をとりながら多くの方々の祝辞があり、最後に岩佐久さんの手締めでお開きとなりました。

30年度白秋会が開催されました!! 報告者:蓮尾 碩才

30年度白秋会が開催されました!!


今年の白秋会は10月24日~25日の日程で、安房鴨川・ホテル三日月において開催されました。当日主宰は急用で参加されませんでしたが、日帰りの方も含め31名で賑やかな会となりました。

和田同人会長の開会の挨拶に続き、新年度の新作家、新同人の発表が次の通りありました。

新光焰集作家に加藤千恵子さん


新青焰集作家に山口美恵子さん、山口典子さん、大見充子さん、あざみ精さん


新同人に大森麗子さん、中野充子さん、森田成子さん


それぞれの挨拶があり、第一日目の句会に入りました。


特別選者の特選句は次の通りです。

和田浩一特選句
船留めに錆ゆったりと秋の鳶   小川 トシ子

栗原節子特選句
潮騒のまん中にあり十三夜    小林 マリ子

森村文子特選句
トンネルと海とトンネル冬鷗 中村 克子

渡辺澄特選句
六つまで秋の七草安房の径    蓮尾 碩才

川嶋悦特選句子
長月の風に鳴るもの靡くもの   栗原 節子


句会終了後は温泉に浸り、海の幸満載の料理とカラオケで楽しい懇親会となり、海に浮かぶ満月を愛でて一夜が明けました。


二日目は朝九時から句会となり、特別選者の特選句は以下の通りです。

和田浩一特選句
みな睡り窓いっぱいに月の海   川嶋 悦子

栗原節子特選句
これ以上開かぬ窓なり寒月光   渡辺 澄

森村文子特選句
これ以上開かぬ窓なり寒月光   渡辺 澄

渡辺澄特選句
鰯裂く掌にある太平洋      蓮尾 碩才

川嶋悦特選句子
海そこにカットグラスに満たす秋 大見 充子


講評と染筆の授与等が順調に行われ、予定通り12時に今年の白秋会は無事終了しそれぞれの家路に向かいました。

響焰創刊60周年俳句大会・祝賀会が開催されました(その6) (報告者:蓮尾 碩才)


アトラクション・山崎聰俳句を唄う


60周年記念祝賀会における唯一のアトラクションは、なんと山崎主宰の俳句にメロディーを付け歌ったことです。


主宰の俳句は次の5句
みみたぶもあしうらも春のあけぼの
晩学のあしあとのよう花筏
人さがすことばを探す春の夕暮
咲いて散る勿忘草のなみだいろ
いまもなおほのあかくあり春の夢


この句をエルネスト・デ・クルティス作曲「勿忘草」の曲に乗せて歌いました。参加者全員拍手喝采したのは言うまでもありません。
ピアノ伴奏:波多野真代さん
歌:米田規子さん、山口典子さん、大森麗子さん、志摩史さん、小林多恵子さん、鷹取カンナさん、長谷川レイ子さん、廣川やよいさん

響焰創刊60周年俳句大会・祝賀会が開催されました(その5) (報告者:蓮尾 碩才)


60周年大会来賓挨拶(その2)


祝辞 本阿弥書店 俳壇編集長 安田まどか氏


初めてお目にかかる方も多いと思いますが、私は2016年からこの仕事についています。

本日はおめでとうございます。

60年と言えば還暦になりますが、皆様の経験を生かしてさらに発展することを願っております。

響焰のモットー、「薔薇の花束ではない」を実践する結社として、良い触れ合いが生まれるのではと思っています。響焰の俳誌にはこちらの想像力を書き立てる句が沢山あります。益々の発展を祈ります。


祝辞 文学の森 俳句界編集長 林誠司氏


響焰は名前が特徴ではといつも思っていました。造語のような気がして、特に焰の字に特徴があり、このような名前がついている結社は響焰だけではないでしょうか。


山崎主宰には以前、和知喜八のことにつきインタビューさせていただきましたが、喜八俳句は単なる愛ではなく、人間性を追求した愛があると感じました。


社会性俳句は「花鳥諷詠」に対抗したものでなく、より人間を詠む、人間の心を読む俳句ではないかと感じた次第です。


今後とも益々の発展をお祈りします。


祝辞 紅書房代表 菊池洋子氏


おめでとうございます。60年の年月の重さは大変なものだと思います。


和知喜八から山崎聰への流れを繋げてくることは大変な労力を必要としたと思います。


思い起こしますと、平成2年に和知喜八先生から電話をいただき、自分の句集を作りたいとお話しをいただき、ご自宅に伺ったのですが、その時和知先生は77歳、でもとても若く感じたことを思い出します。


その7年後に句集をまた私どもに頂きましたが、その時山崎主宰が和知喜八先生を支える姿が印象的でした。素晴らしい師弟関係だなと印象を受けました。


その後山崎主宰には「喜八俳句覚書」「しまふくろうによろしく」などの本を出させていただきましたり、お弟子さんの句集も出版しましたが、みなさん原稿も綺麗で、山崎主宰の目が行き届いた感じがしました。


主宰の思いが同人の中にも浸透している印象で、響焰は素晴らしいと思います。
今後とも活躍を祈ります。


祝辞 俳句四季編集長 上野佐緒氏


本日はお招きをいただき有難うございました。前回もお招きをいただき、月日の経つのは早いとの印象を受けました。


山崎主宰には俳句四季の選者に、また投句欄には沢山の同人・会員の方々の投句をいただき感謝しております。


響焰は「薔薇の花束ではない」の言葉通り、いろいろな考え方があり、それが進歩の要因と感じました。


是非70周年を迎えられますよう期待します。