**虚実は皮膜の間**
参加者37名、投句数74句、9月1日投句、9月7日選句。
山崎先生から今月の選句を頂くにあたり「事実を事実として云ってもつまらない。〝虚実は皮膜の間〟が大切」と短いコメントがありました。
〝虚実は皮膜の間〟とは何か?
よく理解できないため調べたところ、近松門左衛門の芸術論であることがわかりました。近松は「事実と虚構の微妙な境界に芸術の真実がある。皮膜とは皮膚や粘膜つまり極めてうすいところ、従って虚と実が区別できないところに本当の芸がある」と説いています。
俳句も同じで、事実を事実としてだけ詠むのではなく、事実と虚実の微妙な間を詠む芸術なのでしょう。(出典:三省堂 新明解四字熟語辞典)
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