**云えている**
参加者39名、投句数78句、6月1日投句、6月7日選句。
今月の山崎名誉主宰の特選句の句評に「云えている」とありました。
俳句を作る時に、俳句になる対象を全部表現するのではなくほんの一部だけを取り出すことが求められます。山崎先生は「俳句に出すときは、その中のごく一部、ほんのすこしだけをさりげなく云う。云わなかった思いや言葉は、必ず云ったことの行間に滲んでいるものだと思う。たくさん考えてすこしだけ云う。俳句という詩の強さはこのへんにあるのではないか。」(『続シマフクロウによろしく』より引用)と述べています。
行間の滲みを生かして俳句を作ることはなかなか難しいものです。
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