**季語との関わり**
参加者33名、投句数66句、6月1日投句、6月7日選句。
今月は大森麗子さんの<産土を離れてからの夏の蝶>が特別選者三名の選を獲得しました。句評で山崎名誉主宰は「季語との関りが面白い」と評しています。季語の〝夏の蝶〟と句の主題である〝産土〟の関りが微妙に響きあっています。
〝夏の蝶〟は和田浩一さんも指摘しているように作者自身の投影で故郷を出てからの感慨が読み取れます。
季語について山崎先生は「あとから季語の存在に気付く、そういうさりげないのが好もしい」と指摘しています。俳句における季語との関係は微妙な間合いが必要となるようです。
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