響焰俳句会

ふたりごころ

第27回ネット句会(2022年8月) 報告者:蓮尾 碩才

第27回ネット句会(2022年8月) 報告者:蓮尾 碩才

**八月の俳句**

参加者33名、投句数66句、8月1日投句、8月7日選句。

 <八月や六日九日十五日>、詠み人多数と言われるこの句の作者を巡って、鴻俳句会出版の小林良作著『「八月や六日九日十五日」真の先行句を求めて!』や毎日新聞に掲載された楷未知子氏の「『八月や』の謎」等でずいぶん話題を提供したのはもう五年ほど前と思います。結局のところは長崎県の出身で広島県尾道市の医師・諌見勝則氏(故人)が最初の作者となっているようです。
 作者はともかく、この句の言う通り八月は何とも重たい月です。戦争に関連する日々だけでなく十二日は日航機墜落事故もあり、毎年八月に行われる一連の行事が終わると、何だか気の抜けたような感じになるのは私だけでしょうか。
 今月のネット句会にも八月を季語とする句が投句されています。八月という言葉が負っている宿命をベースにしながら、少しでも明るい八月の句を作りたいと願っている一人です。

« »

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*